1865年の夏に飼育係の一人が、借金の代償として靴の修理屋に譲りました。
その後、ツィード川のほとりに住むダドレー・マーシュバンクス(後のツィードマウス卿)がこの若犬を見て買いました。
ヌ−スはスコットランド北部に、ネス湖付近にあるグーシカンという狩猟用の別荘に連れて行かれました。
1868年6月にボーダー地方、ツィード川付近に、今は絶滅したツィードウォーター・スパニエルがいました。黒地に褐色の班のある犬でした。
デビッド・ロバートソン氏所有のツィードウォーター・スパニエルであるベル(Bell)雌です。
ツィードマウス卿はここにヌースとベルを連れてきて、趣味の狩猟をするために、ヌースとベルを交配し、鳥を回収する犬を作り始めました。
ヌースとベルとの間に4胎の子犬が産まれました。
・カウスリップ(Couslip)雌
・プリムローズ(Primrose)雌
・クロッカス(Crocus)雄
・アダ?
おそらくマーシュバンクス家の友人達の雌犬をも交配されたものと思われます。
ヌースとベルの子には他の様々な犬種の血統も導入されました。
*アイリッシュ・セッター→優れた視力を持ち、遠くから獲物を見付ける事ができます。
*ウォータードッグ→泳ぎが得意です。
*アイリッシュ・ウォータースパニエル→水をはじく独特の被毛が特徴です。
*ブラッド・ハウンド→嗅覚が優れ、匂いで獲物をどこまでも追跡していきます。
その後、約10年をかけて、さまざまな犬の優れた特徴が結集され、今日のゴールデン・レトリバーが誕生しました。
1913年以前はウェイビー、又はフラットコーテッドレトリバーとして登録されていました。
レトリバーの中には、毛色が黒、茶色、黄色、赤のものがおり、また時によってはブラックアンドタンや白もいました。また、短いコート、真っ直ぐな毛のもの、ウェーブやカールしたものもいました。
いずれにしても、"皆同じ犬種で色が異なる"と考えられていました。
1913年に、初めて黄色い犬達がレトリバー(黄色又はゴールデン)として独自に登録されるようになりました。
能力や作業の適性が重視されていた時代では、色やコートなどは趣味や好みの問題に過ぎませんでしたが、ケンネルクラブが設立され、「純血」という概念が出来上がりました。
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